逗子の路地裏にひっそり佇む、もつ焼き屋で一杯いかがですか?

逗子駅のロータリーから銀座商店街を抜けて右折、池田商店街から路地裏に入ると、突き当たりに、「酒」という大きな看板が現れてきます。
なんのお店?どんな居酒屋?
なかなかストレートな看板にひかれてしまいます。
そこは、この界隈では珍しいもつ焼きの「ひがんしがん」でした。

2020年11月にオープンした比較的新しいお店です。
マスターも気さくな方で、自分と同じく東京から逗子に何度か来ているうちに、逗子に移住された方で個人的にとても親近感がわいています。
いつも混み合っているので本当は教えたくない、秘密のもつ焼き屋を今回は紹介いたしますね。

カウンター席のみ、いつも満席です

以前この店はラーメン屋だったようで、カウンター席が8席ほどしかありません。
扉を開けた目の前には、2、3名くらいで立ち飲みができるスペースとなっています。
左手にはホッピーの赤ちょうちんに、おいしそうな串焼きのメニューが並んでいます。

開店前から並んでいる姿もよく見られ、いつも開店と同時に満席になるイメージです。
とは言え、おひとりさまも多く、ちょっと一杯という方もいらっしゃるので
意外に回転率は高いのではないかと思います。

席に座った途端、多くの方が頼むメニューがあります

店内には豚の内臓のメニューがたくさん並んでいます。
壁にかかっている定番のメニューから、その日のおすすめメニューもあります。
どれも東京の市場から直送された新鮮なものばかりです。

串の前に多くの方が最初に頼むもの…それはレバ刺です!

この鮮度が伝わるでしょうか?
丁寧に低温調理をされた、トロッと口に入っていくレバ刺しは外せないメニューなのです。
一度食べたら病みつきになるのでしょう、みなさん着席と同時にまずはレバ刺で一杯!という方を多く見受けます。
何度食べてもその食感は、はあ〜幸せ〜と感じてしまいます(笑)。

「刺」で大体一杯飲めます。
終わる間際に、みなさんお好みの串を頼んでいきます。
味付けは塩、タレ、マスターおまかせで出てきます。

珍しいものを紹介していくと「ちれ」。
みなさんご存じですか?すい臓です。
これは甘〜いタレとともに出てきます。脂と絡み合いジューシーさが増します。

続いてらっぱ(産道)です。
コリコリっとした食感がたまらないです。
同じような箇所にあるコブクロ(子宮)もたまに見かけます。
当然メスにしかないものでとても貴重な部位です。
栄養価も高い食材だと聞いたことがあります。
臭みも全くないので、ぜひチャレンジしていただきたいメニューです。

あ〜食べ過ぎた、ちょっと箸休め…には一品料理、マカロニサラダがおすすめです。

ドリンクもなかなか逗子では見かけないものばかりです

実は逗子には赤ちょうちんの店って少ないのです。
この赤い星印がついたビールはご存じですか?

サッポロのラガービール、通称「赤星(あかぼし)」。なかなか置いてあるお店がないようで、初来店の方がよく「あっ赤星ビールがある!」っていう会話をよく聞きます。

その他、キンミヤ焼酎の中に辛口のウィルキンソンのジンジャエールを入れた「チュウカク」。日本酒のラインアップもかなり充実していますので、こちらもお見逃しなく!
どれもおいしいフードと共についつい飲み過ぎてしまうので要注意です。

さて、そろそろ1杯やりたくなってきたのではないでしょうか?
書いている自分も、また行きたくなってきました(笑)。

ひがんしがん
住所:神奈川県逗子市逗子7-1-51 BIG7 1号室
アクセス:JR横須賀線:逗子駅、京急線:逗子葉山駅共に徒歩7分
TEL:046-827-7107
営業時間:16:00〜22:00
定休日:日・月・火
 *営業時間、定休日は2022年1月現在

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。