地元農家さんの野菜が食べられる「農家レストランいぶき」

今回ご紹介する「農家レストランいぶき」は国家戦略特区の承認を得てレストランをオープンしました。
“国家戦略特区”はビジネスをしやすい環境を作るために、規制緩和をすることです。例えば農地は農業を行うための土地であり、農家さんの家と農機具倉庫以外のものは、ほとんど建てることができないことをご存じでしたか?しかし「いぶき」は国家戦略特区の承認を得られたため農地にレストランが建てられたのです。

自然を感じながらテラスで楽しめる

「いぶき」は慶應大学湘南キャンパスのバス停から徒歩10分ほどです。
私が行ったのはランチタイムでしたが、とても繁盛していました。

いつも思いますが、交通の便がそれほどよくないお店にお客さんがたくさん来るお店というのは本当においしい料理を出していると思います。
「いぶき」は慶應大学の近くですが、今は夏休みとコロナの影響もあるのか、大学生らしき人はほとんど見かけませんでした。

店内は木のぬくもりが感じられる内装でした。天井の木の感じがステキですね。

テラス席もあり、涼しくなたらぜひ緑に囲まれたテラス席に座りたいと思いました。
食べているときも自然を感じられます。

地元の野菜と発酵調味料にこだわったメニュー

農家レストランいうことで、野菜中心なのですが地元藤沢野菜といのが特徴です。「醤」「甘酒」「塩麹」はお店で仕込んでいるそうです。シンプルでいて変にこだわりすぎていなく、野菜をとてもおいしく食べられます。お肉ももちろん地元藤沢からです。
季節によって収穫できる作物も変わっていくため固定メニューもないそうです。

ご飯は白米か黒米を選べるので、黒米がニガテだったり白米が大好きな方も安心です。
コロナ前はブッフェスタイルだったそうですが、そのときにも来たかったです。

蒸し鶏サラダ(塩麹で漬け込んでいます)

全てのメニューに付いてくる野菜の小皿プレートが付いてきますが、このいろいろな物が少しずつというのがいいです。

食事のついでにお買い物も!

農家の方が経営されているだけあり、野菜やハチミツなどもありました。
レストランだけではなくこういった商品があるのも魅力の一つだと思いました。

こちらではブルーベリー収穫体験、じゃがいも収穫体験といったイベントなどもあり、他にも3〜4軒の農家さんを回る収穫ツアー、ランチを食べながら食事の英会話など、とても面白そうなイベントばかりです。

「いぶき」では生ゴミを捨てず土に返すための取り組みもしています。「コンポスター環(たまき)」という箱や土のセットがありますが、使い方がよく分かるようにワークショップもやっているそうです。これはとても興味がもてます。こちらは大型モールなどで開催されるそうなので、気軽に参加できますね。ワークショップに参加できなくてもホームページの方から「コンポスター環」は4500円で購入できます。環境にはもちろん、お子さんの自由研究にもオススメです。

さらには、ブルーベリーの木のオーナーになれるというプロジェクトもあります。
年間スケジュールとして、4〜6月は枝の剪定、6〜8月ブルーベリーの収穫、10月〜12月土づくり、1〜2月枝の剪定(2回目)3〜4月草刈り。どの時点からも参加可能だそうです。
オーナー料金は月2500円一年分先払いです。
自分の木なのでブルーベリーは取り放題です。そこからジャムやジュースを作って、持ち帰ることも可能です。

国家戦略特区は観光、教育、農家をはじめ11分野で92事業もあるそうです。
「いぶき」は藤沢の農家の人たちや、他の分野でも経済が発展するきっかけになるお店なので、ぜひ頑張って欲しいです。

農家レストランいぶき
住所:神奈川県藤沢市遠藤3889-1
アクセス:小田急江ノ島線湘南台駅よりバスで慶應義塾大学入口下車、徒歩10分
電話番号: 0466-86-7602
営業時間 : 11:00〜15:00
定休日:年中無休(年末年始はお休み)

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。